川柳さろん 洋子の部屋Ⅱ

Top Page › 川柳でエッセイ › 新しい部品
2020-04-26 (Sun) 09:38

新しい部品

 補聴器を使ってから もう10年になる。AIを私用した比較的高級な代物であったが、既に10年も経つと、さすがにガタが来ているらしく、一度調べて貰うことにした。業者のいわく、これはもう年代物だから、修繕をしなければならないが、古くて、今この部品は製作されていませんとのこと。補聴器自体を新品にとりかえなければならないと言う。値段は驚くほどたかくなっている。もうこの歳になって、後何年使えるかどうかをかんがえると、今更新しく買い換えるのはどうかと躊躇してしまう。人間の部品も 交換の時期に来たなと考えていると、時を同じくして、滅多に病気をしたことのない私が、急遽入院手術をすることになった。直腸と胃の一部切除である。自意識のないままの突然の手術で、生きているのが不思議なくらいの大手術であったらしい。とりあえず一命を取り留めたが、結果、人工肛門をつけられるハメになった。
 私に、人間の部品がとりつけられた。生きている限り必要な部品であり、つねに人工の手を加えて維持しなければならない部品である。考えてみれば、なんと、人間にも新しい部品を常に用意しなければ、生きて行けないということを、思いしらされた一件である。補聴器もまさしく人間の部品である。人間の部品は色々ある。人工の部品によって人間も生かされている。
そのことを身を持って考えさせられている昨今である。川柳の部品は、新鮮な言葉かもしれない。常に人間の部品に心を配り大事にしなければと思いながら、川柳にも生々しくいきた言葉の部品の使用をこころがけねばならないと思っているこのごろである。


              にんげんの部品を丁寧に磨く       洋子






スポンサーサイト



最終更新日 : 2020-04-26

No Subject * by torikera
こんにちは!初めまして。
私も昨年の夏に、白内障になり目の水晶体が樹脂製になりました。知人には「サイボーグです!」と笑って吹聴していました。友人には、関節が人工、マイAED内蔵!など様々です。実母が以前外国製の「高級」補聴器を購入したのですが、行方不明に!家族が捜索した結果ペットの犬が食べていました(◎_◎;) もちろん、すぐに動物病院行になりました。

Comment-close▲

Comment







管理者にだけ表示を許可

No Subject

こんにちは!初めまして。
私も昨年の夏に、白内障になり目の水晶体が樹脂製になりました。知人には「サイボーグです!」と笑って吹聴していました。友人には、関節が人工、マイAED内蔵!など様々です。実母が以前外国製の「高級」補聴器を購入したのですが、行方不明に!家族が捜索した結果ペットの犬が食べていました(◎_◎;) もちろん、すぐに動物病院行になりました。
2020-05-05-15:32torikera [ 返信 * 編集 ]